レマハノート

しくじりや やらかした事

義父の世話を始める2

ケアマネージャーに幾度と相談を重ねて事態が少し動き始めました。

デイケアに連れて行ったが男性が少なく、身体的に弱った方が多く、暗くて「あんな所に連れて行くとはちばけるな!ぼけじじいじゃねえぞとぼけるな!二度と行かん!」と怒り散らす始末。

僕が休みの日に弁当を届けると一人で食べるのが寂しくて「なんで持ってくるんなら!わしが行ったら邪魔なんか?」と怒る。

晩飯は僕の家に呼んで食べているから寂しくないけど、なんにせよ一人でおる事が寂しくてたまらないようだ。

ケアマネージャーに相談していたら、もっと元気な老人がいるデイケアを見つけてくれたので見学に連れて行くと、女性の施設長がすごく歓迎して出迎えてくれました。

「お父さん、よく来てくれたな~、会いたかったんよ、来てくれてありがとう!」

緊張していた義父の顔が和らいだ。さすがプロだと思いました。

でも義父は今後そこに通所する事は嫌がって「わしの勝手にさせてくれ~」とデイケアの施設長や僕たちに向かって叫びました。きっと不安なんだろうなと思いました。

数日後、半日のお試しコースに連れて行き、義父を預けて帰りました。

帰る僕達を見て不安そうな義父。

「わが子を保育園に初めておいて帰った時みたい」と妻が言いました。

 

「どうも楽しかったみたい」半日後明るい顔で帰って来たと妻から聞いてほっとしました。

そして週2日通所する事になりました。

義父は夕食を食べながら「あそこの人はみんな良い人じゃ~」と笑顔で喋ります。

行くのが楽しみになったようなので要支援1の範囲でもう1日増やして最多の週4日にしてもらうようにしました。

デイケアの女性スタッフの歓迎の仕方がスナックのママやホステス以上なんじゃ~!男はいちころになるで~」とデイケアの素晴らしさを僕の同僚に話していると同僚が

「スナックが存続するのは話を否定しないのと褒めてくれるかららしい」と奥さんから聞いたとの事

「家では妻に否定され、仕事でも褒められること無いから、否定されず褒めちぎってくれるスナックに通うんだ」「男は単純だから」「女性は違うらしいけど」